報道によると、U1シリーズは6月2日、中国のECサイト「京東(JD.com)」で予約販売を開始、同30日時点で1万3000台を突破した。手付金は1台3000元(1元=23.9円)で返金可能、出荷は9月16日を予定する。価格は、上半身モデル「U1 Lite」が11万9800元、全身モデル「U1 Pro」が16万9800元、高い運動性能を備えた全身モデル「U1 Ultra」は男性モデルが99万元、女性モデルが88万元。
6月30日に広東省深センで開いた発表会でUBTECHは、U1シリーズの最大の魅力は「超リアル」だとし、消費者にとって完璧な家庭用パートナーを創り出すことを目指していると強調。50種類以上の外観バリエーションを用意している他、性別、顔立ち、ヘアスタイル、体型の割合などをニーズに合わせて選択できるとした。マトリックス式3Dスキャンシステムを利用すれば、アイドルやアニメのキャラクター、消費者自身の顔を1対1で完全に再現することも可能で、内蔵する「感情大規模AIモデル」が、20種類以上の人間の微妙な感情を90%以上の精度で認識する他、独自開発の長期記憶機能「跨時空内存」(時空を超えたメモリ)が、ユーザーを自発的にケアすると説明した。
UBTECHの周剣・董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)は、「等身大ヒューマノイドロボット出荷台数は2025年通年で1079台にとどまったが、U1シリーズは発表初日に注文が1万3300台を超えた。2026年末までに受注分すべての納品を目指す」と述べた。
経済日報は、U1シリーズの好調な販売で大きな恩恵を受ける企業として、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)傘下の台湾Pan International(広宇)と中国FII(工業富聯)を挙げた。うち、FIIはUBTECHをヒューマノイドロボットで唯一のパートナーに指定、Pan Internationalもサプライチェーンの一角を担っていると紹介した。
一方、工商時報によると、スマート自動化設備でUBTECHの台湾販売を代行している台湾Aurotek(和椿)は7月1日、今後UBTECHのU1シリーズを台湾市場で取り扱う予定だと説明した。9月開催予定の自動化関連の展示会には間に合わない可能性があるものの、代理契約は既に決定しており、介護・見守り・生活支援分野での市場拡大に期待を寄せているとした。
また、工商時報の伝えた台湾の市場関係は、人型ロボットの主要ハードウェアは、自由度関節、器用な手(ロボットハンド)、各種センサー、モーター制御、パワーマネジメントIC等で構成されるとした上で、磁気センサーや関節センシングを手掛ける台湾Major-Power(久昌)、ロボットハンド向け統合ICソリューションの台湾PANJIT(強茂)に市場が注目していると述べた。
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